【刑事公判】7月5日、本件の一連の裁判で初めての論告・求刑が行われました。

7月5日(火)の公判期日で、本件の一連の裁判で初めての論告・求刑が、
架け子Sについて行われました。

架け子Sは、劇場型勧誘を実行する勧誘部隊に所属していた者の中では、
末端の地位にある者で、本件で架け子を行うことによって受領した報酬は
数百万円であり、刑事裁判でも罪を認めている者ですが、検察官は懲役4年の
求刑を行いました。
組織内では末端の地位にある者であっても、劇場型勧誘による詐欺行為の一翼を
担う者として、重い刑事責任が科されるべきであるとの検察庁の考えが現れた
ものだと考えられます。
架け子Sに対する判決期日は、9月29日(木)に予定されています。

今後も、罪を認めず否認している被告人らについては審理が続いていきますが、
罪を認めている被告人らについては、7月29日(金)には、架け子M、N、O
について(追記:その後、9月12日(月)に変更になりました。)、9月6日(火)には
FIRST社の代表者、副社長や、架け子J、K、Lについて論告求刑が行われます。

弁護団では、引き続き、刑事公判の傍聴等を通じて、その動向に注目していきます。