当弁護団が2013年11月に提起した第2次集団訴訟(原告13名・訴額2億8290万円)について、
今野郁男氏やその他2名の関係者合計3名ら宛の訴状、準備書面、証拠の裁判書類が、2013年12月
10日付で公示送達手続に付されました。
この公示送達は、今野郁男氏らが在カンボジア日本大使館を通じた訴状の送達について受領拒否を
したことなどから行われたものです。
また、2015年2月12日(木)午前10時15分から、東京地方裁判所第526号法廷で裁判期日が
開かれることも決定されました。
今野郁男氏は、同氏を被告とする当弁護団が提起した民事裁判には応対せずに裁判を引き延ばすとともに、
もっぱら裁判外(ウェブサイト[現在は閉鎖されています]、被害者に対する手紙、弁護団宛のFAXや電話、今野氏が
カンボジアで開いた反論記者会見など)で、自らの責任を否定する言動を繰り返していました。
しかし、今回の公示送達手続により、今野郁男氏ら宛の訴状等の裁判書類は2015年1月22日に
送達されたとみなされ、正式に裁判手続が開始します。
その結果、今野氏がこれまでのように裁判に応対しない態度を続けた場合(裁判所に答弁書を提出せず、
裁判期日にも出頭しないなどした場合)、裁判所が、当弁護団がすでに裁判所に提出した訴訟書類
による主張と証拠に従って判決を出すことになります。これまでのように裁判の引き延ばしをはかることはできません。
当弁護団では、すでに裁判所に提出済みの訴訟書類により、裁判所は今野氏らに対する責任を認める
判決を出すものと確信しています。
今野郁男(Konno Kakada) 様
上記のとおりですので、当弁護団の主張に反論があるのであれば、自ら、または代理人を
立てて東京地方裁判所で訴訟書類を受領し、反論を行って下さい。
私たち弁護団では、あなたの反論に対して正面から受けて立つ準備があります。