平成２８年９月２９日（月）、横浜地方裁判所は、架け子Ｓに対し、検察官の求刑どおり、懲役４年の実刑判決を言い渡しました。架け子Ｓは、劇場型勧誘を実行する勧誘部隊に所属していた者の中では末端の地位にある者です。また、本件で架け子を行うことによって受領した報酬は数百万円であり、刑事裁判でも罪を認め、約１００万円の被害弁償をしていました。このような裁判所の判決には、 …

９月１２日（月）の公判期日において、架け子Ｍ、架け子Ｎ、架け子Ｏについて論告・求刑が行われました。架け子Ｍについては、架け子グループである「Ｊ班」のナンバースリーの地位にあったこと、報酬として合計２３００万円、月額平均１００万円もの不法利益を得ていたことなどを理由として、懲役１０年の求刑がされました。架け子Ｎについては、被害者とのアポイントを取る役割を果たす …

■本日、９月６日（火）の刑事公判（①FIRST社代表者Ａ、同副社長Ｂ、②架け子Ｊ、架け子Ｋ、架け子Ｌの双方の期日）において、被害者１名の方が法廷で意見陳述を行いました。また、被害者の方のうち６名の方が意見を記載した書面を提出しました（裁判長が書面を代読しました）。これらの被害者の意見は、情状事実として量刑に影響を与えるものとされています（刑事訴訟法２９２条の …

９月６日（火）午後３時００分からの公判期日において、架け子Ｊ、架け子Ｋ、架け子Ｌについて論告・求刑が行われました。架け子Ｊについては、架け子グループである「Ｊ班」の最高責任者として、班会議の開催、メンバーへの酒食の提供、海外旅行への帯同など架け子グループを統括していたこと、FIRST社従業員Ｅとの連絡を密にして受け子らとの連携を円滑にしたこと、２年９か月の間 …

９月６日（火）午後１時３０分からの公判期日において、FIRST社代表者Ａと同社副社長Ｂ（いずれも自白）について論告・求刑が行われました。FIRST社代表者Ａについては、FIRST社設立当初からの代表者で、受け子の最高責任者であり果たした役割からは責任は最も重いこと、約１年８か月で１４６０万円もの報酬を得たこと、被害者の処罰感情などを理由として、懲役１２年の求 …

７月５日（火）の公判期日で、本件の一連の裁判で初めての論告・求刑が、架け子Ｓについて行われました。架け子Ｓは、劇場型勧誘を実行する勧誘部隊に所属していた者の中では、末端の地位にある者で、本件で架け子を行うことによって受領した報酬は数百万円であり、刑事裁判でも罪を認めている者ですが、検察官は懲役４年の求刑を行いました。組織内では末端の地位にある者であっても、劇 …

今回のカンボジア不動産投資詐欺では、現在、ＦＩＲＳＴ社の役員・従業員、劇場型勧誘を担った電話の架け子部隊の合計２０名について、刑事裁判が行われています。当弁護団では、刑事裁判の日程等をお知らせするため、本ウェブサイトに　　　刑事裁判の日程のページを作成しました。当弁護団が把握している今後の刑事裁判の日程は、こちらでご確認下さい。（間違いや変更等がある場合があ …

横浜地方裁判所において、１１月９日（月）、１２人の被告人に関する第３回公判期日が開かれます。これまで審理された３人の被害者とは異なる、別の被害者の被害事実に関する審理が行われる予定です。当弁護団では、公判期日の傍聴活動などを通じて刑事裁判の推移を注視するとともに、今後も被害者の被害回復に向けた一層の努力を行っていきます。

週間全国賃貸住宅新聞（株式会社全国賃貸住宅新聞社）の2015年9月14日号（No.1193）で、カンボジア不動産投資詐欺被害について紹介されました。今回の記事掲載にあたっては、当弁護団の事務局長葛田勲弁護士が取材を受け、本件被害の被害の甚大さ、被害が全国的に広がっていること、本件が周到に準備された組織的詐欺であることなどについてご説明いたしました。今回の記事 …

横浜地方裁判所で８月２４日（月）から始まった今回のカンボジア不動産投資被害事件の 刑事裁判では、現在、起訴された関係者のうち１２人の被告人について審理が行われています。 そして、この１２人の第２回公判期日が１０月５日（月）に開かれ、第１回公判で審理された ２人の被害者とは異なる、別の被害者に関する審理が行われる予定です。 当弁護団では、公判期日の傍聴活動など …